というわけで今回は、明日12/7の制限改定でおそらく弱体化を受けるであろうシンフォギアについて語っていきます。
枝宝と8宝
前回の流用ですが、現在の流行りのシンフォギアの型は大まかに分けて2通りあります。
共通点
どちらの型も最終的に目指す地点はほぼ同じで、その道中が異なるといった感じでしょう。
目指す形は概ねこんなんです。アマルガム切歌 調の多面展開ですね。
どちらも共通のCXコンボ(対応アイコン:宝)を有しています。
切歌はいわゆるモカのような山札破壊効果、調は手札の<音楽>キャラカットで2点バーンを飛ばすというもの。優先して使いたいのは調です。なぜなら切歌は相手の山札を見てCXを破壊できなくて3点目で止められるという虚無の裏目が存在するのに対して、調はバーンダメージが通ればそれでよし、仮にキャンセルされても相手のCXを消費させたという確実な結果を残せるためですね。
何が言いたいかというとこいつは実質、確定で2を捲る曜みたいなもんです。
未だに一枚制限のカードを複数使えるんだからそりゃ強いわけですよ。
かつてのサンシャインは端的に言うと、ゲーム中2回以上3点バーンを捲ればだいたい勝ってました。そしてこのデッキは合法的に確定2点バーンを2回も3回も4回も飛ばせるのに加えて隣にはモカがいるわけで。ならば目指す終着点はそこです。
とは言いましたが、この盤面を作るための要求値はかなり高いです。さっきの盤面から逆算するとこんな感じでしょうか。
豪華にも手札を7枚も用意してしまいました。基本的に盤面制圧とは無縁のデッキゆえここまで綺麗にはいきませんが、こまけぇこたぁいいんだよ
欲しいのは左側5枚
・ポリフィリム鋏恋夢(対応CX)
・聖詠 切歌(収録中)
・イガリマ(イベント)
・アマルガム 切歌
・アマルガム 調
CXに関してはアマルガム 切歌 or 調の1ドローで引いてこれる可能性があり、そもそも盤面展開をするだけならば不要です。
アマルガム 調は追加要素であり、余裕があれば持っておきたいレベルの札。
イベントのイガリマは聖詠 切歌からサーチできるため、そのサーチコストとなる<音楽>キャラさえあれば引っ張ってこれます。
なので絶対に最低限必要なのは
・聖詠 切歌
・アマルガム 切歌
・イガリマもしくはそのサーチコストとなる<音楽>キャラ
です。
いずれにしても要求値はかなり高め、そのための道中をどうするかは大きな課題です。
枝宝
このデッキのメインギミックとなっているアマルガム 切歌 調の共通テキスト
『あなたは自分のストックの上から1枚を、控え室に置いてよい。そうしたら、あなたは1枚まで引き、自分の手札の、「アマルガム 切歌」か「アマルガム 調」を1枚まで選び、舞台の好きな枠に置く。』
について。何が凄いって、通常は登場に2コストかかるキャラを1コストで発射していながら、1ドローがついているため手札損失が抑えられているという点。これによって、序盤で結構無茶なプレイをしても最後まで持ったりします。
それをするためにはストックが必要。ということでストックの確保に重点を置いているのが枝宝型の特徴。(だと勝手に思っています)
サンプルリストはこんな感じでしょうか。
回してみた感想としまして、プレイングがめちゃくちゃ難しいです。
既に話した通り、L2に抱えておきたいパーツの種類が多いのに対して、L1のCXコンボで手札を調整するのが難しいので、パーツは他の手段で抱えておく必要があります。
※他の手段の方々
特に大変なのが後手を取った場合。
最低限のパンチをしつつ、パーツを抱えつつ、といったことを意識していると手札の量が物理的に不足してくるんですよね。ある程度、都合の良いタイミングでチョイスアイコンをトリガーしてもらわないとキツイ印象です。カードゲームアニメの主人公の右腕を憑依させないと厳しい場面がいくつもありました。これプレイングでケアできる範疇なんですかね・・・?
一方、ストックよりも手札の質量を重視し、高い再現性を求めたのが8宝型です。
8宝
【自】【CXコンボ】 あなたのアンコールステップの始めに、クライマックス置場に「凶鎖・スタaa魔忍ィイ」があり、前列にこのカードがいて、あなたの手札が5枚以下で、このカードの正面のキャラがいないか【リバース】しているなら、あなたは自分の控え室の《音楽》のキャラを1枚選び、手札に戻してよい。
正面がいないかリバースしているならキャラ回収できるジェネリック修羅場。難点はあなたの手札が5枚以下という縛り条件。要するに、どう頑張ってもターン終わりにはMAX手札6枚までしか増やせないってことなんですよね。
ただこれ、キャラ回収ができないということは言い換えると既に手札が6枚もあるということ。実はL0の段階で追加のパンチ数一個を稼げた、ということでもあります。つまり、L0から少し無茶なパンチをしても手札6枚までは回復できるとも言えます。
そして大事なのは後手を取った時でも、しっかり必要パーツを揃えること。8宝であれば十分可能です。
・L0からパンチ数を増やしつつ、L1の手札を調整する
・L2に向けて手札を調整する
・相手が倒れるまで走り切る
こんな感じの考えで作ったのが以下のデッキです。
構築を少し尖らせて最大出力を見せつつプレイングで不足をケアするよりも、高い再現性で、安定して高出力を見せる方が自分好みです。
雑なカード解説
今までであんま触れてなかったものについて。
- わたしたちの絶唱 未来
×4
パンチ数は正義。先手でも後手でも大活躍します。忘れがちですが、実はL2以上もサーチできます。
【自】[(1) あなたの山札の上から1枚をクロック置場に置く] バトル中のこのカードが【リバース】した時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を見て《音楽》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。
について、最近はあまり見ないですが取引成立の類に強いのがメリットですね。例え場外に飛ばされてもリバースさえしていれば効果を使えます。
- アマルガム クリス
×2
L0が多めの構築なので4ルックは不用意には使いません。だいぶ器用な高松としての運用です。こいつは取引成立に場外追放されると全て効果が使えなくなります。
- 二人の時間 調&切歌
×2
登場時、コスト[①、1クロック]を払うことで切歌か調をサーチできる、いわゆるオカ研の亜種。
一般的なオカ研とは違い、L3の切歌か調もサーチできるのが最大の特徴。中盤でも終盤でもガッツリ使います。
この手の互換は、コストの1クロックをどう捉えるかが重要です。一般的には、中盤以降は無駄に被ダメージを受けることは望ましくなく、手札は他の手段賄うのが望ましいとされています。しかしこのデッキにおいてはそんなこと関係ありません。
極端な話、受けるダメージよりも与えるダメージの方が多ければ問題ありません。
1点受けても、代わりに相手に2点4点6点を押し付ければ相手は勝手にくたばります。このゲーム簡単か?????
以上の3種類がL0のメインアタッカー達。L0のパンチ数増加とL1の戦線確保のため、多めに枠を割きます。
- バーニング・エクスドライブ 切歌
×4
8宝の頼れるサポーター。盤面に複数枚いる状態で宝をトリガーすると山が5枚ぐらい削れます。集中の枚数を極端に絞ってもデッキが回るのはコイツのおかげといっても過言じゃないです。
- 【β式・廻旋波:巧】調
×1
色が合うL1アタッカー兼CX入替。
デメリットが軽くはないため1枚採用に抑えていますが、L1メイン色が緑である点と8宝というCX配分の噛み合いから、枚数の割に使う機会は多め。
- イグナイトモジュール
×2
L2で投げたカードがそのままL3の詰めでも使えるともなれば、控え室にから2枚回収できるアクションは当然強いわけです。
赤発生が必要になるのはこのカードだけです。赤の総数がかなり少ないですが、デッキがほぼ緑単なため、意外と発生します。
- 失うことの怖さ クリス
×1
見せ札。存在することが大事。ミラーで使うらしい。
- 戦姫絶唱 切歌
×1
癖がなく使いやすい上位応援。
L3切歌の行きの出力がCXコンボ込みで15000まで伸びます。
- 再誕の時 キャロル
不採用になった枠。
3コスト払って光景を撃つぐらいなら、切歌か調を発射する方が強いです。
制限予想
さて、(おそらく)明日に迫った制限改定。どうせなので予想でもしておきますかね。
このデッキですが、強さのベクトルが2017年後期のラブライブ!サンシャイン!!とほぼ同じなので、それと似たような感じで予想してみました。
- 1枚制限
- 選抜
です。
曜が1枚制限だったんだから、同様に大量にバーンを飛ばせる調を1枚に
梨子ルビィ果南が選抜だったんだから、切歌クリス響を選抜にしときゃええやろ精神。
まあ当たらんでしょう。明日の発表を待つことにしましょう。