流行りに乗りました。
今回も長ったらしく語ります。
注目した新規カード
ブースターパック 戦姫絶唱シンフォギアAXZ 発売から約3ヵ月が経ちました。
使ったカードも使ってないカードもありますが、前編では特に強いと思ったカードとそれを軸にした構築について語ろうかと。
イグナイトモジュール
3/1 イベント
【カウンター】 このカードは、あなたのカード名に「クリス」か「マリア」を含むキャラがいないなら、手札からプレイできない。
あなたは自分のクロックの上から1枚を、控え室に置いてよい。
あなたは自分のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+3000。このカードを思い出にする
(以下:ジュピター)
色々な型は試しましたが、一番強いと感じたのはこのカード。重要なのは自ターンに撃っても相手ターンに撃っても強いということです。
・自ターン
自ターンに撃つ場合は3000パンプのテキストがメインです。
相手リバース時に思い出送りしたり、1バーン飛ばしてくるL3翼がパワー13500で殴り掛かってきます。
これに応援とCXの修正値も入りますので、16000近くの出力も普通に出せます。もうこれだけで強そうに見えませんか?
・相手ターン
相手ターンに撃つ場合は回復テキストがメインです。
今までは汎用的な防御札がほぼなかったのですが、これによってとりあえず1ターン耐えてから考えるという選択肢を取りやすくなりました。L3での詰めが強力なシンフォギアにとっては、このとりあえず1ターンがとってもありがたいです。
良い面ばっか見ていますが、盤面にクリスかマリアがいないとプレイできないっていう制約は結構大きいです。それとどう向き合うかも重要です。
基本的には撃ったら撃っただけ強いですので、3枚ぐらい積みたいところです。
新たな戦い クリス
3/2/9000
【永】 経験 あなたのレベル置場に「新たな戦い クリス」があるなら、このカードのパワーを+2000。
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは2枚まで引き、自分の手札を1枚選び、控え室に置く。
【自】【CXコンボ】[(2) 手札を1枚控え室に置く] このカードがアタックした時、クライマックス置場に「QUEEN's INFERNO(扉)」があるなら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、相手に3ダメージを与え、そのターン中、このカードのパワーを+1000。
前回の記事ではCX連動不要 リバース不要で追加ダメージを発生できるイチイバル クリスが強力であるという話をしました。
なのでCX連動であるこのカードには注目してなかったんですよね、発売当初は。
ところが実際に使ってみると結構使いやすかったわけです。
・パワー
経験達成で11000になります。ジュピターを撃つと14000になるってだけでも十分強力、上位応援が居ればなお良いです。
・CIP効果
登場時2ドロー1カット。
手札キープがヘタクソな人間なのでこういう手札が少ないときはとりあえず持っとけってカードは大好物です。要は雑魚救済カード。
たくさん引けばその分CX連動を使いやすくなりますし。
・CX連動
扉対応でアタック時に2コスト手札1カットで3点バーン(と、忘れがちですが1000パンプ)。
前回の記事でイチイバル クリスの3点バーンを2回撃つためには、アタック時に4コストと手札が4枚必要(クリスを手札から登場させることを考えると8コストと手札6枚必要)になる、ということを書きました。一方扉対応で3点バーンを2回撃つためには、手札にクリスが2枚と扉さえあればメインフェイズ開始時に6コストあるだけで十分です。バーンコストの手札を自身のCIP効果で賄えるのはとても優秀です。
つまり従来と比べると、実質2コストと手札3枚分のリソースを節約してることになるわけですね、こりゃお得。しかもCXは扉なので採用にストレスが一切ないです。
とまあ蓋を開けると全てのテキストが強かったですよって話。しかもクリスなのでジュピターのプレイ条件も満たしてくれるという。
他にも新弾で使いやすかったカードはいくらかありますが、デッキの根幹となる新弾のカードはこの2種でした。
サンプルレシピ
昨日使ったシンフォギアです https://t.co/IkhBx6XUrH pic.twitter.com/42c1zeWCTV
— た一ぼ (@turbonn0_38) 2019年11月24日
ここで紹介した2種のカードを軸として組むならこんな感じかなっていうサンプル、完成形ではありません。という言い訳を予めしておきます。
コンセプトは "走るときは走る、耐えるときは耐える" です。モナドアーツの使い手かな?
詳細は↓に畳んどきました。
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BILLION MAIDENについて
ジュピターは盤面にクリスかマリアがいないとプレイできない制約があります。様々な構築で対戦しましたが、手札にジュピターを握ってはいるもののネーム条件がないせいでプレイできないケースが多々あり、それが負け筋に直結することもありました。
なので構築にあたって、ジュピターを必ず撃てるように後列にクリスかマリアが常駐できることを前提としました。そこで採用したのが集中クリスです。
0/0/2000
【自】【CXコンボ】 あなたのクライマックス置場に「BILLION MAIDEN」が置かれた時、あなたは他の自分のキャラを1枚選び、そのターン中、次の能力を与える。『【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたは自分の山札を上から4枚まで見て、《音楽》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。』
【起】 集中 [(1) あなたのキャラを2枚【レスト】する] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の控え室のキャラを1枚まで選び、手札に戻す。
使う対応CXはこれ↓
【自】 このカードが手札からクライマックス置場に置かれた時、あなたは自分のキャラを2枚まで選び、そのターン中、パワーを+2000し、ソウルを+1。
未だに俗称がはっきりしない例のアレ。2000/1を二つに割り振ってるから 2000/2(にせんに) って勝手に呼んでます。
パッとしない2レスト集中とよく分からんCXの組み合わせですが、結論から言うと使い勝手はかなり良かったです。
- メリット1:CX連動としての使いやすさと山削りの速さ
CX連動でリバース時に4ルックというと、新田美波のイメージが強いかと思います。
まずこの新田美波系列のキャラは基本的にCX連動ありき、つまり盤面に出すことと対応CXを張ることが基本的に1セットという前提があります。逆に言うと、その前提がなくなるとパフォーマンスが著しく落ちます。
加えて2週目以降で使いにくさが目立つ、という特徴もあります。具体的には、2週目以降だとリバースを取れる相手が少なくなる、また仮にリバースを取ったとして山の削り具合を1週目より慎重に見る必要がある(慎重に考えた結果、リバース取ったのに手札を増やせていない とか 気合でルックしたけど結果CX散らかしただけ)とかですかね。
そういった難点の一部を集中クリスおよびBILLION MAIDENはクリアしています。
・腐ってもアド集中
集中クリスはCX連動持ちのキャラである以前に、アド集中という盤面に常駐することが許された枠です。なので特定のCXを撃つことを前提としたキャラよりも安定したパフォーマンスを発揮できます。加えてリバース時に4ルックする能力を付与するので、相手の盤面のパワーが上がっても自分のキャラがそれを超えることができれば効果は使えます。なので構築段階で純粋に強いアタッカーを沢山積める、という隠れたメリットもあります。
↑任意のキャラに能力付与できるのでリバースを取りやすい
・リバース時能力の重ねがけと分散
また、4ルック能力を一つのキャラに重ねがけできるというのも利点です。それこそ新田美波系列のキャラであれば、2回以上4ルックをするためには絶対に2回以上相手キャラをリバースさせる必要があります。BILLION MAIDENの場合は集中クリスが盤面に複数枚ありさえすれば、特定の強いキャラ1枚に効果を重ね掛けするだけでよくなります(→リバースさせる対象が1枚だけでもあれば良い)。仮にその1面がカウンターで返されそうであれば、効果を別々のキャラにかけることでリスクも分散できます。
・豊富な4ルック手段による山削り性能
自身が集中を使えること、コストさえあれば天城とも併用できることから山の削り速度は十分です。
↑4ルックをする機会をたくさん作れるので山の削り速度も速い
- メリット2:CXのパワー修正値
手打ちすると2000/1を振り分けるという特殊なCXですが、魅力は何といってもそのパワー修正値。
普通のCXの1000/1の2倍、何もしなくても新婚パンプが勝手についてくるようなもんです。
L1では、山の削りが十分に間に合っている(集中クリスをひねらなくてもいい状況)ならば強さを求めるマリアが起動効果を2回使い、CXのパンプも割り振ってやることでパワー10000になります。強くなりたい・・・
L3においては、L3翼にジュピターつけるだけで強そうって話をしましたが、このCXのパンプを割り振るとパワー15500のL3翼が殴り掛かってきます。
このCX連動自体はL0から使えるうえに、L1、L2、L3どのレベル帯でも普通に使えるので、CXとしてのパフォーマンスは意外と高いってわけなんです。
- デメリット1 集中のコスト
まあどれだけ綺麗に見繕っても、2レスト集中の使い勝手は単レスト集中には劣ります。2レストであるせいで動きが大きく制限されたり、強さを求めるマリアの起動効果が使えなかったりということもあります。
- デメリット2:CXの裏目とか
まあどれだけ綺麗に見繕っても、特殊アイコン無しの二個玉CXなんて邪魔な時はとことん邪魔してきやがりますね。
また手打ちすると強いってことを散々↑の方で語りましたが、自キャラ全体にパンプする1000/1に劣る局面も存在します。
スタンバイについて
シンフォギアといえばスタンバイというイメージが強いかと思います。
今回は採用していませんので、そちらについて触れておこうかと。
だいぶ昔の記事で、スタンバイというCXは盤面を取り、ダイレクト枠を貰うことで初めて恩恵が得られる。盤面を取るという前提が成り立たないとただのバッドスタッフに成り下がるみたいなこと書いた気がします。
最近はシンフォギアよりもスタンバイを有効に使えるデッキが多いです。具体的にはスタンバイから出すL2キャラが手札アンコールを持っていることが普通になっているとか、使いやすいCX連動持ちが揃ってるとかですね。スタンバイから出すL2キャラを立たせるのがシンフォギアに許されたCX連動です。しかし手札アンコールを持たない以上、触られないことを祈り助太刀で返し続けないと戦術が破綻し、ダメージソースが枯渇してしまいます。
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最近は盤面を固めても崩されることが多いように感じました。そういう相手には実質CX4枚で戦うことになります。相手の有利な土俵で戦ってあげる必要はないです、ということでスタンバイが不採用となりました。
まとめ
・新弾で強かったのは新たな戦い クリスとイグナイトモジュール
・イグナイトモジュールを撃てるように後列に常駐できる【BILLION MAIDEN:巧】クリスを採用
・CX連動もCX単体も案外使いやすかった
・スタンバイは逆風を感じたのでおやすみ
以下おまけ 兼サムネ用
似てる。